ジャンプ編集部によるマンガの描き方本、尾田栄一郎・吾峠呼世晴らへのアンケートも
週刊少年ジャンプ編集部によるマンガの描き方本「描きたい!!を信じる 少年ジャンプがどうしても伝えたいマンガの描き方」が、本日4月5日に発売された。
本書は週刊少年ジャンプ編集部が50余年の歴史で培ってきたマンガ制作のノウハウを、作家へのアンケートともに紹介する1冊。全6章構成となっており、第1章ではマンガを描くうえで一番大切なものを「“作者の好きなもの”であり、それを育てることこそが重要」と説き、技術以前に好きなもの、描きたいものを育てることの重要性を説いている。第2章に掲載されているのは白井カイウ、空知英秋、附田祐斗、筒井大志の4人それぞれが、1つのお題を元に描いた2ページマンガのネーム。第3章では白井、空知、附田、筒井のほか、芥見下々、尾田栄一郎、久保帯人、吾峠呼世晴ら計16作家がマンガ執筆初心者が気になるであろうこと13問にそれぞれ回答している。
第4章は「批判されたことがトラウマに」「セルフボツばかりで進めない」など、マンガを描く際のさまざまな悩みに回答するコーナー。第5章ではデジタル作画のツールやコツをミウラタダヒロが、第6章では原稿用紙からテンプレートまで、アナログ作画の道具選び方を四谷啓太郎、田代弓也が解説している。
アンケート参加作家
芥見下々、尾田栄一郎、久保帯人、吾峠呼世晴、佐伯俊、篠原健太、白井カイウ、空知英秋、田村隆平、附田祐斗、筒井大志、出水ぽすか、藤本タツキ、堀越耕平、松井優征、矢吹健太朗
担当編集・齊藤優氏(週刊少年ジャンプ編集部)コメント
よくあるマンガの描き方本とは違って、各論以前に、「マンガ家になるなら、そもそも何をすればいいのか」「不安はどうやって克服するのか」といった悩みや迷いに寄り添うために作りました。マンガ家やクリエイター志望、マンガファンにぜひ読んで頂きたい一冊です。中でも、ジャンプのヒット作家が全面協力してくれたネーム競作とアンケートはぜひ読んでほしいです。特に「一つのお題を4人の作家がネームにする」というのは、史上初の試みでしたが、見事に全然違う仕上がりになり、「マンガの多様性、細かいことは気にせずこんなに自由に描いていいんだ!」と感じてもらえると思います。